なにわの怪談師 聞いてみん怪の短編怪談

オリジナルの怪談や都市伝説、不思議な話を発信していきます。

短編怪談 #75 「時かけ壺」

以前、仕事のために行った地方で とある店を見つけました。 それは商店街の奥にある骨董品店。 僕自身そういうのが好きで、 思わずその店の方へ足が進みました。 近づくと昔ながらの木造で、 独特な匂いと雰囲気が 漂っていました。 店は開いてるっぽいので …

短編怪談 #74 「納品先で…。」

僕、普段は書家として活動しておりまして その仕事柄、人のお宅にお邪魔することが 結構多いんですよ。 これはそんな僕が お仕事で行った家で体験したお話です。 2年ほど前、 納品のためにとある県の 田舎に行きました。 納品先は田舎では珍しくない 古びた…

短編怪談 #73「風邪だと思っていたもの」

風邪を引くと体もだるいし、 つらいですよね。 ただ、彼の場合は 風邪ではなかったようです。 これはN男という男性のお話。 普段はものすごく元気で 体調を崩すことなんて ほとんどなかったのですが、 ここ数日、とにかく体がだるい。 病院に行くことも考え…

短編怪談 #72 「偽りの家族」

皆さんにひとつ質問があります。 あなたの家族は本当にホンモノですか? これはある方から聞いた話。 ここからはその方視点でお話していきますね。 私は実家暮らしで 家には父、母、弟がいました。 いつも同じ時間に 話をしながら楽しくご飯を食べるのが 何…

短編怪談 #71 「友達の家で」

友達に起きた出来事。 Dはもう10年来の友達です。 そんなDが最近、妙に臆病なのです。 どうしたのかと尋ねても なかなか答えようとせず、 友達としても困ってました。 すると、ある日突然呼び出され、 「おい、お前…霊とか見たことあるか?」 と聞かれました…

短編怪談 #70 「出会い系アプリで」

出会い系アプリで起きたとても恐ろしい出来事。 ある女性(ここではNさんとします。) が体験した話。 Nさんは最近、気になる人がいました。 それは出会い系のアプリで 連絡を取り始めた人でした。 まだ顔もほとんど知らず 声も分からない人でしたが なぜかN…

短編怪談 #69 「動く自販機」

先日、家の近くにある自販機の、 ちょっと気になる噂を聞きました。 それは、通るたび、見るたびに 場所が移動してる。というもの。 自分はそんなの信じない派なのですが どうも友人や知り合いが その話を頻繁にしてくるので 流石に気になり、 確かめること…

短編怪談 #68 「テレビを見ていたら」

テレビを見ていた時の話。 毎週楽しみにしている テレビ番組があるんですけど、 先日見たときに なんか違和感があったんですよね。 なんでだろうと思いながら見てたら ちょいちょい、画面にノイズが入ったり パパッと点滅したりしてることに気づいたんです。…

短編怪談 #67 「霊感チェック」

巷でよくある霊感が有無を確かめる方法って 知ってますか? 簡単に説明すると、 目を閉じて自分の家の前に 立っているところを想像し、 そのまま家の中を ひとつひとつ部屋を見ながら歩き回って その中で誰かとすれ違ったり 会話をしたら霊感がある。 という…

短編怪談 #66 「散歩中に」

散歩中の出来事を 話したいと思います。 僕は朝、ウォーキングをするのが日課です。 特に道を決めず、思うままに 歩くのですが、 ときどき迷子になります。 僕が道を知らないからと言えば それまでなのですが、 ごくたまに、それでは 説明のできない場所に …

短編怪談 #65 「過去に行った」

昔、過去に行ったことがある。 私は今高校3年生で、受験勉強真っ只中。 あるとき勉強に追われて 自暴自棄になったことがありました。 「もう何もしたくない!」となり、 机にぐったりと寄りかかり寝ていたら、 玄関のチャイムが鳴った。 「だれ…こんなときに…

短編怪談 #64 「台風の夜に。」

台風の夜にあった出来事。 5年ぐらい前の夏。 親戚がいる某県が 台風で大変な被害に遭った。 近くの家は全壊し、 親戚の知り合いは亡くなったとも聞いた。 それぐらい甚大な被害があったんです。 幸い、親戚の家は形を保っていたようですが それでも電気は止…

短編怪談 #63「夢の中で」

夢の中で知らない景色を見ることって ありませんか? これは知り合いのKから聞いた話です。 Kは毎朝自分の夢をノートに記録することを 趣味としてました。 そんなKがある日、奇妙な夢を見たんです。 それは行ったことも見たこともない お城の前にいる夢でし…

短編怪談 #62「霊能力」

知り合いが体験した話。 一人暮らしをしている学生で 仮にEとします。 Eは毎晩、あることに悩まされていました。 風呂場での異音です。 いつも午前1時55分、 同じ時間にゴン、ゴンと鳴ります。 何度見に行ったことがあるそうですが、 特に異変はない為、 困…

短編怪談 #61 「タクシー」

タクシーに乗ったときの話。 運転手が突然 「今日はちゃんと一回でお願いしますよ。」 と言ってきた。 いきなりのことに 「はい?」と返すと、 「お客さん、昨日めちゃくちゃな案内をして一回変な墓地に連れてったでしょ。あんなことされちゃ困ります。」 と…

短編怪談 #60 「パソコンがこわい」

パソコンの画面が怖い。 僕はとある県の大学生です。 授業でパソコンを使うのですが、 そのパソコンが家に帰ると変なのです。 どういう風に変かといわれると、 説明しにくいのですが なんとなく雰囲気が怖いというか… はっきり言っちゃうと、 毎日画面の中に…

短編怪談 #59 「長距離トラック」

長距離のトラックって 毎日毎日いろんなところを走りますよね。 そんなトラックの運転手をしていると、 道路で“不思議なモノ”を見ることも 少なくないそうです。 これはそんな長距離トラックの運転手から 聞いた話です。 いつものように高速道路を走っている…

短編怪談 #58 「死の臭い」

匂いって不思議ですよね。 好きな人を思い出したり 飼っていたペット思い出したり 匂いって何かを“思い出す”きっかけに なることが多いと思います。 これはそんな匂いに関するお話です。 関西に住む20代の女性の話。 その方には付き合って2年の彼がいました…

短編怪談 #57 「声が聞こえる木」

近所の山に、 声が聞こえる木があるという。 時間はいつも午前2時。 丑三つ時はいろいろあるって言うけど、 関係があるのかないのか…。 そんな噂の存在を知ってから数日後 実際に声を聞いたことが あるという人と出会った。 その人はある日、 仕事の帰りに例…

短編怪談 #56 「海の女神」

フェリーに乗ったときのこと。 僕は仕事でフェリーに乗ることがあり、 その日も九州に行く為、 フェリーに乗った。 夜の海を見るのが好きな僕は 夜景が見えるスペースで仕事をしていた。 すると、海の方で何かが光った。 ぼやっとしていて はっきりとは見え…

短編怪談 #55 「ひとりぐらし」

彼女は20代の大学生、 エレベーター付きの それなりに良い部屋で 一人暮らしを始めて3ヶ月。 最近、なんか変な感じがする。 ずっと誰かに見られているような… 怖いんです。 始めはストーカーかなと思って 男友達に頼んで しばらく仕事への行き帰りを 付き添…

短編怪談 #54 「滝の女」

ある高校生の男の子から聞いた話。 その子は4人グループで毎日遊んでました。 その4人は近くの山にある滝を見に行くの好きでした。 その日もまた、 同じように滝を見に行こうということになり 自転車を漕いで行きました。 何をするわけでもなくただただ眺め…

短編怪談 #53 「ケーキ屋のお客さん」

知り合いのケーキ屋さんから聞いた話。 そのケーキ屋さんは 毎朝2時間の仕込みをしてからお店を開けます。 店には自動ドアがついているのですが、 オープンと同時に必ず一度は 自動ドアが開閉するんです。 誰もいないときに。 最初の頃は誤作動かと思ってい…

短編怪談 #52 「少女が見た霊」

ある病院の先生から聞いた話。 その病院はもう50年ぐらい前からあるのですが、 やはりその分だけ奇怪な話も多くあるようです。 僕が聞いたのはある女の子の話。 20年ぐらい前のことです。 その女の子は当時10歳。 事故で骨折をして、歩けるようになるまで 入…

短編怪談 #51 「古着屋の服」

古着屋で買った服の話。 これは2年前に古着屋で買った、 ある服がきっかけで起きた不思議体験です。 2年前、ある古着屋で 凄く珍しい形の服を見つけました。 一目惚れしてしまい、すぐに購入。 週末になると毎回その服を着て出かけるほど 気に入ってました。…

短編怪談 #50 「鏡のないトイレ」

たまに公園や、 サービスエリアなんかで 鏡のないトイレってありません? なんでかなぁって思ってたんですが、 あれって理由があるらしいですね。 以前の職場の同僚から聞いたんですが、 その同僚は少しだけ霊感があるらしく、 水場が苦手なようでした。 同…

短編怪談 #49 「昼の学校の怪談」

知り合いの子ども、 A子が学校で体験した話。 その学校にはまさに“学校の怪談”みたいな 噂が多くあります。 例えば「夜中にプールへ忍び込むと、 溺れている女の子がいる」とか 「深夜2:15に階段の鏡を覗くと自分の姿だけが見えない」みたいな感じで 基本的…

短編怪談 #48 「何かを見た猫」

動物って不思議な力ありますよね。 人間には見えないものが見えたり、 人間には聞こえない音が聞こえたり。 今日はそんな動物に関するお話。 知り合いが飼ってる猫はもう10歳。 結構な歳なのであまり動き回ることはないのですが、 つい先日、夜中にびっくり…

短編怪談 #47 「暴走族の友達」

元暴走族の友達Dから聞いた話。 DにはJという親友がいました。 めっちゃ仲が良くて夜中に よく走り回ってたそうなんですが、 ある冬の夜、交差点でトラックと事故を起こし 亡くなったそうなんです。 それからDはバイクに乗らなくなりました。 他の仲間に何度…

短編怪談 #46 「寒いところ」

夏なのに異様に寒い所ってありますよね。 よく霊感の強い人たちは、 そこに“何か”がいると言います。 僕の知り合いの霊感が強い人も、 同じようなことを言っていたので そのお話をしようと思います。 去年の夏、 砂浜に遊びに行ったときのことです。 真夏で…