なにわの怪談師 聞いてみん怪の短編怪談

オリジナルの怪談や都市伝説、不思議な話を発信していきます。

短編怪談 #7 「じぃじのお守り」

これは僕が小学生だった頃の話です。

僕はおじいちゃん子で

毎週日曜は必ず公園に遊びに行ったり

2人で近所の銭湯に行ったりしていました。

 


そんなおじいちゃんが亡くなったのは

僕が中学に上がるほんの数ヶ月前。

 


僕の中学の制服姿を

誰よりも楽しみにしていたので

本当に残念で、辛くて悲しかったです。

 


ショックで何日か学校を休んでしまいましたが

なんとか気持ちを切り替えて卒業まで通いました。

 

 

 

4月になり、

中学校での入学式を無事に終え、

家に帰ると

おばあちゃんが

「じいじがお守りを作ってくれたんだよ。中学生になったら渡してくれって頼まれてたんだ。おめでとう。」

と言い、小さなお守りを渡してくれました。

 

 

 

手にした瞬間

嬉しくて、温かくて

今まで堪えていた涙が一気に溢れて出ました。

 


「じいじ…ありがとう…」

 

 

 

それからは毎日、そのお守りを肌身離さず

持ち歩いていました。

 


すると、そのおかげなのかなと思う

出来事が頻繁に起きるようになりました。

 


入学当初、

ヤンチャな子たちに目をつけられて

いじめの標的になりそうになったことが

ありました。

 


因縁をつけられて

トイレに連れ込まれ

追い詰められたと思ったその瞬間、

窓からハチが飛んできて

いじめっ子たちを一斉に襲い始めたのです。

 


これだけだと単なる偶然に思えますが、

道を歩いてるとき、

腕を強く引っ張られる感覚がしたと思ったら

目の前で車が事故を起こしたり

 


夏に、住んでいる地域に

台風が直撃した時には

周りの家は

屋根が剥がれたり、窓が割れたりで

大騒ぎだったのに、

何故か僕の家だけが無傷だったり

 


誰かが守ってくれたとしか思えない

出来事が本当によく起こります。

 

 

 

もしかしたら全部が

偶然なのかもしれません。

けれども

このお守りが僕の支えに

なっていることは確かで、

今でも僕は

おじいちゃんが守ってくれていると

信じています。

 

 

 

もうすぐ僕は社会人になりますが

おじいちゃんのお守りは今でも肌身離さず

持ち歩いています。

 

 

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