なにわの怪談師 聞いてみん怪の短編怪談

オリジナルの怪談や都市伝説、不思議な話を発信していきます。

短編怪談 #34 「イマドキじゃない図書館」

これは友人Dから聞いた話です。

先日、Dは大学の帰りに、図書館を見つけました。

こんなとこにあったかな?と気になったので

入ってみることにしました。

入ってみると、そこは建物の大きさからは

想像できないほど広い所でした。

何故か心惹かれて、

どんどん奥へと入って行きました。

すると、中から

管理人らしきおばあさんが現れました。

無言でニッコリと微笑んできたので

Dは「あ、こんにちは。」と挨拶をし、

何か良い本に出会えるかと

ワクワクしながら館内をまわりました。

すると、あることに違和感を覚えました。

それは他に館内を歩いている人の服装です。

なぜか全員が、俗に言う“イマドキ”とは掛け離れた

格好なのです。まるで昔の写真で見たことのある、

戦後間もない頃の人たちがそこに居るようでした。

かなり気になったそうですがDはその後、

予定があったので30分ほど見回ると

図書館を後にしたそうです。

後日、また行こうと思い例の道を歩くと、

そこに図書館らしき場所はなかったそうです。