なにわの怪談師 れんれんの怪談ブログ

オリジナルの怪談や都市伝説、不思議な話を発信していきます。

短編怪談 #62「霊能力」

知り合いが体験した話。

一人暮らしをしている学生で

仮にEとします。

Eは毎晩、あることに悩まされていました。

風呂場での異音です。

いつも午前1時55分、

同じ時間にゴン、ゴンと鳴ります。

何度見に行ったことがあるそうですが、

特に異変はない為、

困り果てていました。

まぁ寝てしまえば問題はないのですが、

ちょっと夜更かしした日には

それはそれは耳障りで、

睡眠どころではありません。

仕方なく、知り合いの知り合いである

霊能者に相談して、

知り合いと一緒に来てもらいました。

その霊能者はとても愛想の良い方で

ニコニコしながら3人で談笑してました。

しかし、家の前に来た瞬間

霊能者の顔が一気に強張り、

「引っ越した方がいい。すぐに。」

と言いました。

どうしたんですか?と聞いても、

聞かない方がいい。と教えてくれませんでした。

あまりの剣幕に怖くなったので

その日から数日後に引っ越しを決め、

準備を進めていました。

霊能者の方が来てから1週間が経った頃、

久しぶりに夜更かしをしてしまい

例の時間になりました。

1時55分です。

 


ゴン、ゴン、ゴン

 


怖いのは怖いのですが、

もう引っ越すしなぁ…と内心思っていました。

まぁ最後にもう一回見ておくか…

 


この判断が間違いでした。

そこには首を吊ったスーツ姿の男がいました。

それが毎晩毎晩壁に足をぶつけて

ゴン、ゴンと鳴らしていたのです。

この世のものではないことは

確かなのですが、

見た目のリアルさや

その場の異様な雰囲気に呑まれ

吐き気と震えが止まらなくなりました。

そしてそのままEは意識を失ってしまったのです。

 


おい!おい!

 


知り合いの声でした。

目を開けると、霊能者も一緒にいました。

 


「やっぱり影響出たか…」

霊能者はこう続けました。

「能力がある人の近くにいると、その影響から見えないものが見えるようになることもあるんですよ。だからなるべく潜在意識に刷り込まれないように教えないでいました。しばらくの間は神社や寺、お墓などには近づかない方がいいでしょう。いろいろなものが見えて精神がすり減ります。」

 


他人から得た能力を受け入れてしまうと

一生その力を持っていかなくては

ならないそうで、

それを最小限に抑えるには

なるべく影響の少ない環境で

過ごすしかないようです。

 


Eはあのあとすぐに引っ越して、

今は人が少ない田舎で

ひっそりと暮らしていると言います。

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